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特別寄稿:甘い誘惑〜肥満症〜 

出典:神奈川新聞より   おおり医院  大利 昌久

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若者よ、「食生活」改善を

 私は、最近驚いたことがあります。それは、日本を代表する有名企業の健康診断をおこなった時です。
なんと、その成績は最悪でした。食生活が原因と思われる超肥満者(BMI30%以上)が12%を超え、しかも、その大半は20〜30代の若者だったのです。
当然のことながら、高脂血症、高血圧、高尿酸血症、高血糖の人たちは38%を占めました。将来の発病シュミレーションを描くと、ぞっとするものがあります。このまま放置すれば、企業の将来をも左右しかねない「暗い存在」となるでしょう。

 私は、管理栄養士に相談し、「問題のある人たち」に宿題を出しました。3日間の食事内容をすべて書いてもらったのです。食事内容の検討から、「肥満者の多くは、独身男性、しかも、朝食を抜いたり、外食中心の食生活を送っている」ことがわかりました。また、「食生活の改革を意識する人」は、70%を越えていたのですが、ついつい、「甘くおいしい食物」に誘惑され、手を出してしまう実態がわかりました。「食べたいものを食べたい時に、たらふく食べる」。若者達の最高の楽しみです。
しかし、「そこに根深い落し穴がある」ことが証明されました。
この問題は、企業人ばかりではありません。私の医院でも残念ながら、同じような患者さんであふれています。この原因の90%は「食生活の教育指導のまずさ」にあると思います。例えば、今でも「糖尿病は良性の病気」と誤解している人が多いのです。

「体がだるい」「脱力感がある」「いくら寝ても寝足りない」など、ちょっとした症状があったら、赤信号と考えて下さい。食生活の改善に予防接種はありません。自らの努力が必要なのです。私達「かかりつけ医」もそのお手伝いをします。

☆メモ:BMI(ボディー・マス・インデックス)
体重(Kg)を慎重(cm)の二乗で割って計算する。BMIが25を超えたら危険信号。


代表医:大利 昌久/医療サービススタッフ:サンタンブロージュ


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