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健康相談実例集
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Q10 両手にしびれ感が、、、、
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54歳の男性です。会社で朝一番の会議中、1時間ほどの報告をしているうちに、両手にしびれ感が走り、頭から血がひいていくような感じになりました。朝食を食べずに出社してすぐに会議となり、たてつづけにしゃべっていたためと思い、卓上の水を飲んで一息入れ、呼吸を整えて事なきを得ました。血圧は低くなく貧血もないのですが、人間ドックで洞性頻脈と書かれていたのが気にかかります(神奈川 S・T)
A10 成人病を中心に医師に相談を
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54歳の年齢ですと、いろいろな成人病が潜んでいることがあります。一般に、45歳をすぎると動脈硬化の心配をしなければなりません。なんの自覚症状がなくても、動脈硬化が予想以上にすすんでいることがあり、眼底カメラ、血液検査などで硬化度を評価してもらうとわかります。血圧が低くないということですが、「頭から血がひいていくような感じになる」という症状は、一過性に血圧が下がったり、脳血管の血流が虚血になったりするときにみられますので、素人判断せず、医師に受診してみてください。
心電図で洞性頻脈がとありますが、要するに脈が早いということです。脈が早い原因については循環器をはじめ、甲状腺などについての検査も必要になります。もともと、脈が早いうえに、会議の雰囲気で感情が高ぶり、過呼吸症候群といって、一種の呼吸アンバランスをきたすことがあります。ひどい場合には、手足の冷汗、しびれ感が起こり、最悪の場合意識を失うこともあります。
女性にみられることが多いのですが、男性とて例外ではありません。軽い場合は息を少し止めたり、水を飲んだりすると、呼吸のアンバランスは止まります。
朝食を食べない習慣はよくありませんね。きちんと食事をして出社しましょう。人間ドックでの血糖値はどうでしたか。食事ぬきですとエネルギー代謝にも異常がみられ、血糖値も異常をきたすことがあるので注意してください。
いずれにしろ、人間ドックだけでなく成人病のことを中心に医師に相談することをおすすめします。
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Q9 憩室とは何なのでしょうか?
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40歳の男性。盲腸の近くに憩室がふたつあるといわれました。ときどきその辺りが痛むことがありますが、また忘れてしまいます。憩室というのは何ですか。日常生活ではどんな注意が必要なんでしょうか。(岩手県 M・ S)
A9 大腸の一部が突出したのもで、ほとんどは無症状です。
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「憩室」というのは、大腸の一部が突出していて袋状になったものをいいます。いわば食べ物が一時的に迷い込む室でもあり、憩室とも呼ばれるようになりました。大腸以外にも食堂、胃、胆のう、膀胱にもできます。注腸検査といって、バリウムを肛門から入れ、大腸全域を消化管透視で見る検査が手軽に行えるようになって、簡単に大腸の病気が見つかるようになりました。そのなかで、あなたのいう「憩室」もごくふつうに見つかります。
憩室について大変ご心配のようですが、便通異常とか腹部不快感、腹痛などの症状が見られることもあるものの、ほとんどは無症状です。つい先日のことですが、便通異常でこられた婦人に注腸検査を行いましたところ、なんと43個の憩室が見つかりました。本人はびっくりしてしばし虚脱状態に陥りましたが、害がないこと、食生活上間食を控え、繊維性食物を食べること、もちろん暴飲暴食を慎むことなどを説いたものです。
きわめて稀ですが、憩室が炎症をおこしたり、出血したりすることがあり、あなたの場合も盲腸炎とまぎらわしい症状が出ることも考えられますので、そのような症状がもし現れたら、医師にお話しください。
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Q8 腎臓の上に袋ができる病気とは?
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55歳の男性です。先日病院でレントゲンを撮ったところ、腎臓の上にぶどうの房のように袋がありました。袋が1つ2つある人はいるけれど、私のようにたくさんある例はごく少なく、袋を取ることはできない、塩分を控えて血圧が上がらないように気をつけるように、と医師ら言われました。
どうゆう病気なのでしょうか。他に日常生活で注意することはありませんか。(宮城県 K・M)
A8 腎のう胞と思われます。定期的に医師の診察を。
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ご質問の内容から、「腎のう胞」だと思います。腎臓にぶどうの房のような袋ができる病気です。ぶどうの房が一つあったり複数あったりします。一般に、複数の「のう胞」が多く、子供のときに発生するタイプと、大人になって発症するタイプの2種類があり、遺伝性の病気といわれています。
病気の性質上、のう胞の数が少ないほど、また小さいほど経過が良好です。あなたの場合はたくさんあるということですから、ぶどうの房のように多数の「のう胞」が発見たものと推察いたします。早期発見は困難で、一般には偶然人間ドックなどで指摘されることが多いようです。
つまり、自覚症状はよほどのことがない限り、ありません。
しかし、血尿がでたり、タンパク尿が続いたり、腎盂腎炎のような炎症を繰り返すと問題になります。「のう胞」を温存しながら、この病気をうまくつきあうことが大切です。そのためには、腎臓に負担をかけないように暴飲暴食を避け、極端に辛いもの、塩分などを控える努力をしましょう。
なお、腎に「のう胞」ができる病気は、実際にはいろいろな種類がありますし、鑑別診断といって、「のう胞」に似た腫瘍もありますから、医師とよく相談することが大切です。
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Q7 夜半に足がつるのは、C型肝炎のせいか
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56歳男性。夜半に足がつります。足首だったり、ふくらはぎだったり、股だったり、先日は両足がつってしまいました。20年前に胆石の手術をし、血清肝炎をおこして現在はC型肝炎といわれていますが、症状は落ち着いています。予防と治療法について教えてください。(千葉県 Y・K)
A7 筋肉疲労が最大の原因。足を冷やさない工夫も効果的。
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まず、ご質問の「足がつる」という症状は、一種の筋肉疲労によるものです。筋肉は手足を動かす骨格筋と消化器や血管などの内臓機能を支配する平滑筋にわけられます。
あなたの症状は下肢を中心とした骨格筋の機能過剰による疲労が最大の原因と考えられます。一般には痛みをともなって数分間、筋の収縮あるいは硬直があり、そのまましだいに治るものです。
健康な人でもゴルフ・釣り・サイクリング・山歩きなど、ときには犬の散歩をした日の夜半に「足のつれ」がおきることがあります。
大抵の人はそれほど気にかけないものですが、あなたの場合、C型肝炎となんらかの因果があるのではないかと心配されているようですね。
20年前に血清肝炎にかかったとありますから、かなり古いC型肝炎だと考えられます。
すでに慢性化していて非活動性になっているとすれば関係ありませんし、活動性でも落ち着いているという話ですので、筋肉疲労とはあまり関係がなさそうです。可能な限り筋肉疲労を避け、冷えないように努力すること、頻回に起るようでしたら下肢にストッキングを巻いて保温するのも一つの方法でしょう。
なお、症状が落ち着いているとはいっても、C型肝炎による肝障害でタンパクの合成が悪かったり、ビタミン類が不足したりすることもありますので、十分な栄養をとること、場合によってはビタミン類の補給を行うことも必要になるでしょう。
また、定期的に肝機能検査をすること、C型肝炎のウイルス学的検査も必要かと思われます。
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Q6 便秘型過敏性腸症候群で悩んでいます。
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61歳の男性。便秘で病院に行ったら、便秘型過敏性腸症候群と言われました。便を出やすくする薬や、ガスを抜く薬などを飲んでいますが、排便後でも便を出したい感じがしたり、腹痛がしたりで気になります。もう、治らないのでしょうか。(熊本県 T・M)
A6 必ず治ります。原因となるものを取り除き、規則正しい生活・排便を
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「症候群」と呼ばれる病気はいろいろありますが、治りにくい病気があるのです。お悩みの便秘型過敏性腸症候群もそのひとつです。便秘か下痢の便通異常を特徴とします。ひどい場合は腹痛を伴ったり、ガスが溜まったりの不快な症状が続きます。
この病気は、便通異常により、いくつかに分類されています。
1. 不安定型 便秘と下痢を交互にくり返す、便秘を伴うタイプです。腸の動きが活発になり、腸けいれんをおこすため、便がうさぎのようにコロコロしたものになります。
2. 下痢型 神経下痢症とも呼ばれるものです。軟便か下痢を伴います。
3. 分泌型 腹痛に伴い多量の粘液がでるタイプです。
この病気は必ず治ります。ただし、短期間でとは考えずに、気長に治すように努力すること。 規則正しい生活を営み、規則正しい排便の習慣をつける努力をしてください。一般に、過敏性腸症候群は、神経質な人に多いもの。過労、対人関係や仕事のトラブル、家庭内の問題などがひとつでもあれば、それをなくす努力をしてほしいものです。食事の際には、ビール、炭酸飲料を避け、刺激物を減らすこと。また常に担当の医師と相談し、腸の運動を調節する薬を服用することも大切です。便秘を伴う場合、安易に下痢を用いることのないよう、注意してください。
この病気の場合、腫瘍や炎症などの病気が隠れていることもありますから、他の小腸、大腸の病気がないかどうか、定期的な検査を受けてください。
代表医:大利 昌久/医療サービススタッフ:サンタンブロージュ
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