|
今こそ「うがい」「マスク」「手洗い」を!
昨今、鳥インフルエンザのウイルスが変異し、鳥から人に感染し、ついには人から人へ感染する恐れがあると、世界中で騒がれています。このウイルスは風邪などの一般のウイルスと同じく乾燥に強く、水分に弱い特性があり、この特性を利用して、誰でも出来る「うがい」・「マスク」・「手洗い」で対応すれば鳥インフルエンザのウイルスの感染防止にも役立つと思われます。SARSの時も大いにこの方法が感染防止に役立ちました。
かつて、日本航空が1954年(昭和29年)2月2日に国際線をスタートした時、機内での「おしぼり」サービスを世界中の航空会社に先がけ始めて実施した経緯があります。この「おしぼり」サービスはあとになって、感染症の専門家からコロンブスの卵に匹敵する快挙だと賞賛されたものです。「おしぼり」により、手指を潔め、顔のヒフ表面に付着している病原体を減らす効果があると考えられます。この「おしぼり」の発案者が機内添乗員だったことは、余りしられていません。その後、この「おしぼり」サービスは、航空会社のみならずレストラン等でもサービスされるようになりました。「うがい」・「マスク」・「手洗い」を、この「おしぼり」サービスと同じく、日常的に習慣づけると風邪・インフルエンザの予防や感染防止役立つのではないでしょうか。しかも、極めて安価な予防対策にもなり、是非この方法を世界中に広めたいものです。
のどは、からだの中で空気を気管から肺に通し、食物を食道から胃や腸へ通す通り道であり、扁桃腺やアデノイドのリンパ組織で病原菌・かび・ウイルス等に反応して、抗体を作って免疫面で重要な役割を果たしています。
のどがその重要な働きを果たすためには、のどを清潔に保つ「うがい」を心掛けることが大切になります。しかし、実際にはなかなか難しく、「うがい」ができるのは、世界広しと言えども、日本人、韓国人、台湾人だけです。正しいうがいは、舌をできるだけ長く外に出し、肩を後ろにひいて下げた姿勢で、冷たい水などで数回「うがい」をすると、のどの奥までの病原菌・かび・ウイルス等の不純物が洗い流され、のどを清潔にすることができます。
のどには繊毛があり、この繊毛は1分間に約1,000回振動する繊毛運動で、不純物がからだの細胞の中に入り込むのを防いでいます。
しかし、寒くて湿度が約30%以下になるとこの繊毛運動が弱くなったり、止まってしまう性質があります。従って、「マスク」を利用して、鼻やのどが乾燥しないようにする必要があります。人間の肺の湿度はほぼ100%で、呼吸する時の呼気には約95%の湿度があり、その湿度を「マスク」を着用して保持し、吸気で肺に戻せば体内から水分が失われず、繊毛運動で異物が細胞に入り込むのを防ぎ、風邪・インフルエンザなどの病原体から護られるのです。のどの体温を下げないように、マフラー等を利用するのも効果的です。
風邪・インフルエンザは空気感染で空気中の細菌やウイルスを吸い込んで感染するだけと思いがちですが、感染するのは、人の手に付いた細菌やウイルスが唇に触れて口から感染する接触感染もあるのです。従って、「手洗い」で病原体を洗い流すことで、風邪・インフルエンザの予防と感染防止に役立つのです。
「うがい」・「手洗い」は、少なくとも寝る直前・外出から帰宅した時・人込みに中にいた後等は必ず行い、回数が多ければ多い程、効果は期待できますし、「マスク」の着用を習慣にすれば、かなりの風邪・インフルエンザは防げるはずです。
昔からプロの歌手や舞台俳優は仕事柄、風邪・インフルエンザ防止に「マスク」を着用して寝ると言われていますが、冬場の風邪・インフルエンザの流行時には参考にすれば、効果が期待できそうです。
もちろん、基本的な健康管理に留意して、体調を整えることが前提です。
|
|